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“小沢くん”への憧れ

by kitaiyuko

2017年2月22日。ネコの日。
オザケンこと小沢健二の新曲が出た。
あまりに突然でびっくりした。

CDをフラゲしたの何年ぶりだろう。
ていうかシングルを買うの自体もう何年ぶりだ!?っていう。

某タワレコで残り1枚だったCDをありがたく手に取り、レジに向かう。
早く中を見たくて、曲が聞きたくて、ドキドキしながら家に帰る。

去年のツアーでも披露されたオザケンの新曲。

歌詞カードを眺めながら(ジャケットもカードもデザインがまた可愛い!)、こうやってオザケンの言葉を手に取れる日がまた来たんだなあ!と、じんわり感動。
この日はカルテットの放送日だったけど、そっちは録画で後日見ることにして、じっくりと喜びに浸った。
「フクロウの声が聞こえる」だっけなあ。あの曲がすごく好きなので是非これもCDにしてほしい。

Twitterとか、音楽のニュースサイトとかでも、オザケンの新曲やTV出演の話題がたくさん並んでた。
いろいろ眺めてて、ふと気付いた。

小沢健二。オザケンって言う人も多いけど、ある人たちは「小沢くん」と呼んでいる。

そういえば、岡崎京子もオザケンじゃなくて小沢くんって呼んでたかも。
マンガにも出てきてた“小沢クン”って響きが何だかかわいくていいなーって思ってた。
オザケンって呼び名が定着したのがソロになってからなのかな。

LIFEが出た当時、まだ小学生だった私にとっては、小沢健二はJ-POPの歌手の中の一人だった。
ラブリーとか今夜はブギーバックとかはすごくテレビでも流れてたから、当時から印象に残っていた。
大人になっていろんな音楽を聞くようになって、フリッパーズギターのことも知って。
でもやっぱり初めて触れたのがLIFEのあのキラキラの王子様の彼だったから、私の中では今でもやっぱりそのオザケンの印象が強いのです。

そういえば去年岡崎京子展を見に行ったのだけど、数あるマンガを差し置いて一番印象に残ってるのがananのオザケン特集へのイラスト寄稿だった。
もう本当に好きで好きでたまらないってのが伝わってきて、その思いにワクワクした。
オザケンにときめく岡崎京子にときめく私。

80〜90年代って、音楽に限らずいろんなカルチャーに対するファンの熱量って高かったんじゃないかなーって思う。

今より情報収集手段が限られてて、いつどこでも手に入れられるわけじゃなかったからかな。
お正月オアシスの映画を見たときも思った。
初来日でリアムに群がるファンの女子たちの熱狂がものすごかった。
なんか今よりも好きなものへのときめきと情熱が溢れてる感じにワクワクするし憧れる。

だからなのか、「小沢くん」って呼び方は、岡崎京子はじめフリッパーズギターの頃からのファンの方々の聖域のような感じがします。
音楽はいつでも後追い出来るけど、当時の空気感は体験していない自分には分からないから、敬意と羨望をもって聖域の外から眺めています。

「流動体について」の歌詞に出てきた「並行世界」
並行世界は年代を飛び越えるのかどうか分からないけど、私があと10年か15年早く生まれていたなら、確実に「小沢くん」と呼んでる自信はあるんだけどな。


kitaiyuko
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