LOG IN

バニラのにおいがするタイニーな女の子は岡田あーみん読んだりしないんだろうな

by kitaiyuko

あれはちょうどお彼岸の日の朝。
こんなブログ記事を目にしました。

バニラのにおいがするタイニーな女の子には勝てない - 真顔日記

その日、お彼岸恒例のお墓参りに行くということで
NHKでやってた鉄オタ選手権を見ながら準備をしつつ
何気なく開いたTwitterで飛び込んで来て、なんかいろいろ持っていかれた。
特に後半の文章が小説みたいでものすごく引き込まれた。

おことわりですが、私は決してバニラのにおいがするタイニーな女の子ではない。
むしろ逆です。真逆です。
どちらかといえばいわゆるこじらせ女子的なポジションです。

で、これを読みながら思ったことが、表題の件。

岡田あーみん。それは小学生時代からリスペクトし続けてきた偉大なる漫画家。
今でも神崎川と聞けばドクダミの花的なあーみんのかほりを思い出すし
梅田の日通を見たら拝みたくなる。
高校生の頃、覚えたてのインターネットで毎晩某掲示板のあーみんスレを眺めていた。
そして爆笑していた。
(今となってはそんなAOHARU YOUTHは笑えない)

こんな感じの典型的なこじらせ女だったので、
バニラのにおいがするタイニーな女の子はまさに畏怖の存在。
敵対心とか嫉妬というより、ただ恐れ多すぎる存在。
自分がどう頑張っても勝てない存在。

だから私は逃げた。
サブカルチャーに逃げた。
それは主に音楽、漫画やアート、デザイン…。
とにかく好きなものを思いっきり盾にしてサブカルの世界に逃避した。

十代の頃に好きになったカルチャーって、その後の人生を創る元になる。
私はその盾にこもったおかげで今でも音楽や漫画やらは大好きだし
何よりその頃のおかげでデザインの道を志すようになって
心から楽しいと思える仕事に巡り会った。
その恩恵を受けて楽しく暮らしているから、逃げたことは全く後悔してません。

でも、でも…
私は思い出した。
そのいわゆるバニラのにおいがするタイニーな女の子的な女の子
(と、その連れの何の努力もなしにモテてきた男的な男)
から言われたこと。

「ゆうこちゃんって、おもしろいね。」

私はその瞬間、全力で逃げて築いた盾が、もろもろと崩れていくのを感じた。
私が勝手に卑屈に感じて築いていたかもしれない狭い世界は
彼女(たち)にとっては大して興味のない別世界だった。

私何やってんだろなーと思った。

多分…だけど、
私がバニラタイニー女子(勝手に略す)になれなかった苦悩と同じくらい深く
彼女たちは別の悩みに悩まされていたのかもしれない。
例えば、妬みとか。三角関係とか。浮気とか不倫とか。よく分からんけど。
人間関係は私より遥かにいろいろ大変な目に遭ってきたような気がする。
突出した何かがあれば、その分だけ深く悩みもあるし、
それを維持する努力もある。
バニラの体臭を出すためには多分そこそこ良いもの食べないと出ないだろうし
それだけでもいろんなコストがかかって大変なのかもしれないし…。
(以下、個人的な妄想が続くので割愛)

うわべだけのふんわりした空気に振り回されて
勝手に悩みもがくのが人間の常だけども
ちょっとだけ相手を思いやる想像力があれば
もっと世界は平和になるんだろうな。

そんなことを思いながら、ご先祖様に手を合わせに行った。




kitaiyuko
OTHER SNAPS